びっくりドンキーのサイトを開いたとき、なんとなく木のぬくもりのようなものを感じました。お店に入ったときの雰囲気と似ていて、「どうしてサイトでも同じ感じがするんだろう」と思いながら分析しました。
はじめに
サイトの基本情報
基礎知識:びっくりドンキーは株式会社アレフが運営し、1968年に帯広で1号店を出店したのが始まりです。
この記事でわかること
- お店の「木のぬくもり」を画面で感じる理由
- 都道府県やお店ごとに、メニューと値段を切り替えられるしくみ
- 外食チェーンでは珍しい、ゲームのようなアプリの仕掛け
- メニューの並べ方について、私が考えたこと
結論
びっくりドンキー公式サイトは、ベージュ系の温かい色と料理写真で、お店の雰囲気をそのまま画面に持ち込んだサイトです。地域ごとの値段まで見られるメニューや、アプリのゲームのような仕掛けで、「お店に行く楽しさ」を広げています。
お店の「木のぬくもり」を画面で表す

びっくりドンキーのお店は、木をたくさん使った内装が特徴です。サイトでは、そのぬくもりを色と写真で表しているように感じました。
土台はベージュ系のやわらかい色で、アクセントにロゴの赤が使われています。写真も暖かい色の雰囲気にそろえられていて、青やグレーのような冷たい色はほとんど見当たりません。色の雰囲気をそろえるだけで、画面越しでも「お店の空気」が伝わるのだと学びました。
写真→見出し→説明の順で目が動く
料理の写真が大きく、その下に見出し、さらに説明文という順番で並んでいます。まず「おいしそう」と感じてから、名前と中身を知る流れです。見出しと本文の大きさの差もはっきりしていて、目で追いやすい作りでした。
地域ごとの値段まで見られるメニュー
最初の画面ではキャンペーンや注目の商品を見せ、その下にメニューや期間限定の企画が続きます。そこから店舗を探すページへと、自然に進めるようになっていました。
印象に残ったのが、メニューの検索です。「都道府県別」「店舗別」に切り替えると、そのお店のメニューと値段が表示されます。全国チェーンでありながら、地域によって値段が違うことをそのまま見せている点は、ほかの飲食チェーンのサイトではあまり見かけない作りでした。行く前に正確な値段が分かるのは、利用する側にとって安心です。
ゲームのような「クエスト」
公式アプリには、会員証やクーポンに加えて「クエスト」という仕組みがありました。来店した回数や注文したメニューに応じて、達成の印がもらえるものです。外食チェーンとしては珍しく、ゲームのように「また行きたくなる」仕掛けが作り込まれていると感じました。
このサイトから取り入れたいこと
- お店の空気を、色と写真の雰囲気で再現する:内装の色に合わせた画面にすると、サイトとお店がつながります。
- 写真→見出し→説明の順に並べる:先に「おいしそう」と感じてもらうと、説明も読んでもらいやすくなります。
- 行く前に知りたい情報は、正確に見せる:地域ごとの値段のように、細かい情報も隠さず見せると安心につながります。
自分がお店のサイトを作るなら、まず実際のお店の写真を見ながら、壁や家具の色を2〜3色拾い出し、それを画面の土台の色に使ってみたいと思います。そうすると、初めてサイトを見た人がお店に来たときにも、「サイトで見た雰囲気と同じだ」と感じてもらえそうです。
ほかのサイトと比べると
同じ飲食チェーンのマクドナルド(「No.016 マクドナルドのデザイン分析」)は、赤と黄色でキャンペーンを元気に前へ出す作りでした。びっくりドンキーは、ベージュ系の色で「お店の空気」を再現することを大切にしています。どちらも飲食店ですが、「にぎやかさ」と「くつろぎ」という、お店で過ごす時間の違いが、そのまま画面の違いになっていると感じました。
びっくりドンキー公式サイトを見て、私が気づいたこと
このサイトから学んだこと
このサイトは、独自性のあるデザインで見ていて楽しい作りになっていると感じました。動きや写真の見せ方にも工夫があり、お店の雰囲気とも一致しているので、ブランド全体として強いまとまりがあります。特に、お店での体験とWebでの体験がつながっている点が印象的でした。
自分ならこう作る
限定メニューを大きく見せるのはインパクトがありますが、まずは定番メニューをしっかり見せたうえで、限定の商品へ自然に案内する作りにすると思います。トップページを「人気メニュー → 定番 → 限定」の順にすれば、初めて訪れた人も安心して選びやすくなると感じました。
何を載せないかを決める
大手チェーンのサイトと比べると、情報が少ないと感じる人もいるかもしれません。でもそれは、ブランドの世界観をくずさないための判断なのだと思います。たくさんの情報を並べると、写真や色の力が弱まってしまいます。「何を載せるか」と同じくらい「何を載せないか」を決めることが大切だというのが、このサイトから受け取った気づきです。
これから学ぶ人へ
このサイトは「楽しいデザイン」と「分かりやすさ」が両立している点が学びになります。見た目を派手にするのではなく、ブランドの世界観を保ちながら、使う人の体験を考えて作ることが大切だと感じました。
※本記事はWebデザインの学習記録として、実際に公開されているサイトを観察してまとめたものです。
同じ「飲食」のサイトとして、「No.016 マクドナルド公式サイトのデザイン分析」も分析しています。見比べると、それぞれの工夫の違いがよく分かります。
この記事のまとめ
びっくりドンキー公式サイトは、ベージュ系の温かい色と暖かい雰囲気の写真で、お店の「木のぬくもり」を画面に持ち込んだサイトです。地域ごとの値段まで見られるメニューや、アプリの「クエスト」で、お店に行く楽しさを広げています。載せる情報をしぼり、世界観を守る判断も参考になりました。
よくある質問(FAQ)
Q. びっくりドンキーのサイトで、お店の雰囲気を感じるのはなぜですか?
A. ベージュ系の土台の色と、暖かい色にそろえた写真が、お店の木の内装と同じような雰囲気になっているからだと思います。青やグレーのような冷たい色がほとんど使われていないことも大きいです。
Q. メニューの値段をお店ごとに見せるのはなぜですか?
A. 地域によって値段が違うので、行く前に正確な値段を知ってもらうためだと思います。来店してから「思っていた値段と違う」とならないので、安心につながります。
Q. びっくりドンキーとマクドナルドのサイトの違いは何ですか?
A. マクドナルドはキャンペーンや新商品を前に押し出す作りで、びっくりドンキーはお店の世界観を大切にしている印象です。実際の画面はびっくりドンキー公式サイトで見られます。
