ベネッセというと進研ゼミのイメージが強かったのですが、サイトを開いたら介護や語学など、まったく違う事業もあって驚きました。「こんなにいろいろな事業があるサイトを、どうやって整理しているんだろう」と気になって観察しました。
はじめに
この記事でわかること
- 子どもの教育と介護が、同じニュース欄に並ぶ難しさ
- 4つの事業を円で表した「よく学び よく生きる」の図
- 緑を中心にした、安心感のある色づかい
- サービスの違いの伝え方について、私が考えたこと
結論
ベネッセ公式サイトは、緑を中心に色をしぼり、余白を広くとることで、教育の会社らしい安心感を伝えているサイトです。子どもの教育から介護まで幅広い事業を、一つの考え方の図でまとめ、迷わず目的のページへ進めるように整理しています。
サイトの基本情報
- サイト名:ベネッセ公式サイト
- 運営会社:株式会社ベネッセホールディングス
- ジャンル:教育・生活支援サービス
- 基礎知識:ベネッセホールディングスは1955年、岡山で福武書店として創業。「進研ゼミ」などの教育サービスで知られています。
子どもの教育と介護が、同じ欄に並ぶ
ベネッセ公式サイトは、進研ゼミを使う家庭だけでなく、介護や語学のサービスを探す人、取引先や就職を考える人まで、幅広い人に向けた会社のサイトです。
ニュースの一覧を見ると、「進研ゼミ『赤ペン先生』の書籍刊行」のお知らせと、「有料老人ホーム完成披露内覧会」のお知らせが、同じ並びに載っていました。子ども向けの通信教育と、高齢の方向けの介護施設。対象の年齢もイメージも大きく違う事業を、一つのニュース欄で扱っています。ここに、事業をまたいで情報を整理することの難しさが表れていると感じました。
4つの事業を一つの図でまとめる

そのばらばらに見える事業をつなぐのが、「よく学び よく生きる」という考え方を表した図でした。4つの事業を円で表し、一つの考え方のもとに集まっていることを見せています。文章で説明するより、図のほうが「全部つながっている」ことがすぐに伝わります。
緑を中心にした、安心感のある色

色は白を土台に、緑がメインです。目立たせる色には青や暖かい色が使われています。緑は成長や信頼を思わせる色で、教育の会社によく合っています。文字は読みやすい形で、本文も見出しも大きさの差がはっきりしていました。
人の写真も効果的に使われていて、サービスを使っている場面が想像しやすくなっています。ボタンは角の丸い形で親しみやすく、動きは控えめです。教育の会社では信頼が大切なので、派手な演出より、使いやすさを優先しているのだと思います。
このサイトから取り入れたいこと
- ばらばらに見える事業は、一つの考え方の図でまとめる:図があると、つながりがすぐに伝わります。
- 色を一つの系統にしぼる:事業が違っても、同じ色なら一つの会社としてまとまって見えます。
- 人の写真で、使う場面を見せる:サービスの内容が想像しやすくなり、親しみも生まれます。
自分のサイトでまねするなら、いくつかの仕事やサービスを紹介するとき、最初に「それぞれが何のためにあるのか」を一枚の図にまとめてみたいと思います。見る人が全体を先につかめると、その後の説明も読みやすくなるはずです。
ほかのサイトと比べると
同じ「学び・科学」の東京大学(「No.017 東京大学のデザイン分析」)も、たくさんの人に向けた情報を整理していました。東京大学は見に来る人ごとに入り口を分け、学生向けの手続きは別のシステムにしています。ベネッセは、ばらばらに見える事業を一つの考え方の図でまとめています。「分けて整理する」と「まとめて見せる」、どちらもたくさんの情報を伝える大切な方法だと感じました。
また、プログラミング教室のプログラボ(「No.024 Proglabのデザイン分析」)は、明るい黄緑と授業の写真で「楽しそう」を前に出していました。同じ教育の分野でも、会社全体を伝えるベネッセは落ち着いた緑で「安心」を大切にしていて、伝える相手によって色の選び方が変わるのが分かります。
ベネッセ公式サイトを見て、私が気づいたこと
このサイトから学んだこと
教育のサービスを扱うサイトだからこそ、派手な演出より安心感や信頼感を優先した作りが大切だと学びました。特に色や余白の使い方が丁寧で、情報が多くても読みやすく整理されている点が印象的でした。また、使う人が必要な情報にたどり着きやすい案内から、画面と使いやすさの大切さを改めて実感しました。
自分ならこう作る
全体として完成度の高いサイトですが、サービスごとの違いを比べやすい内容があると、初めて訪れる人にも特徴が伝わりやすくなると感じました。教育のサービスは内容が似て見えることもあるので、比較の表や特徴の一覧を置く方法も考えられます。
これから学ぶ人へ
Webデザインは見た目の美しさだけでなく、信頼感や使いやすさを支える情報の整理も大切だと学びました。余白や色、案内の作り方といった基本を丁寧に積み重ねることで、結果として質の高いサイトになるのだと理解できました。
※本記事はWebデザインの学習記録として、実際に公開されているサイトを観察してまとめたものです。
同じ「学び・科学」のサイトとして、「No.024 Proglab公式サイトのデザイン分析」も分析しています。見比べると、それぞれの工夫の違いがよく分かります。
この記事のまとめ
ベネッセ公式サイトは、緑を中心にした落ち着いた色と広い余白で、教育の会社らしい安心感を伝えるサイトです。子どもの教育から介護まで、年齢もイメージも違う事業を「よく学び よく生きる」という一つの考え方の図でまとめています。サービスの違いを比べられる表があると、さらに分かりやすくなりそうです。
よくある質問(FAQ)
Q. ベネッセのサイトは、なぜ情報が多いのですか?
A. 教育・生活・介護など、たくさんの事業をしている会社なので、見る人ごとに必要な情報が違うからだと思います。
Q. 進研ゼミ以外の事業は見つけやすいですか?
A. 最初は進研ゼミのイメージが強くて気づきにくかったのですが、案内メニューや事業の図をたどると、ほかの事業も整理されていました。
Q. 教育の会社のサイトに共通する特徴はありますか?
A. 安心感を伝える落ち着いた色と、成長を感じさせる写真が多いと感じます。実際の画面はベネッセ公式サイトで見られます。
