スターバックスのサイトを開いたとき、商品の値段がすぐに出てこなくて、最初は不便だと思いました。でも見ていくうちに、それは「あえて」なのかもしれないと気づき、見方が変わりました。
はじめに
この記事でわかること
- 値段より先に、雰囲気と考え方を見せる並び順
- 季節ごとに変わる最初の画面が「また来たい」を作るしくみ
- 本体のサイトとつながった読み物「STARBUCKS STORIES JAPAN」
- 「あえて見せない」設計について、私が考えたこと
結論
スターバックス公式サイトは、季節の商品からサービス、読み物まで多くの情報をのせながら、文字を少なくして写真で見せ、値段より先に「ブランドの雰囲気と考え方」を伝えるサイトです。何をすぐに見せて、何をあえて後に回すかの判断が学べます。
サイトの基本情報
- サイト名:スターバックス コーヒー ジャパン公式サイト
- 運営:スターバックス コーヒー ジャパン株式会社
- 主な目的:新商品の告知、お店への案内、ブランドの雰囲気を伝えること
- 基礎知識:スターバックスは1971年シアトル創業。日本1号店は1996年、東京・銀座松屋通り店にオープンしました。
値段より先に「雰囲気」を見せる並び順

トップページを上から順に見ていくと、次のように並んでいました。
- 季節の商品
- コーヒーの楽しみ方(バリスタからの提案)
- お店の安全への取り組みやイベントを伝える「What’s brewing」
- スマホで注文して支払える「モバイルオーダー&ペイ」や「スターバックス® リワード」などのサービス
- オンラインストア
- 読み物のサイト「STARBUCKS STORIES JAPAN」
買い物のページはこの並びの後ろのほうです。先に季節の商品やコーヒーの楽しみ方、お店の考え方を見せてから、サービスや買い物へ案内しています。値段がすぐ見えないのは、この順番の結果なのだと分かりました。
文字を減らして、写真で伝える
土台は白で、ブランドの色であるグリーンが使われています。一つひとつのまとまりは文字が少なく、写真やアイコンで内容が伝わるようになっていました。ぱっと見て分かるので、流し見していても疲れにくい作りです。
季節で変わる最初の画面と、続けて読ませる読み物
スターバックスは季節ごとに新しいドリンクを出すことで知られていて、それに合わせて最初の画面もよく変わります。「このサイトは来るたびに変わっている」と感じると、また見に来たくなります。
また、「STARBUCKS STORIES JAPAN」という読み物のサイトが、本体のサイトと途切れなくつながっていました。お店のスタッフや地域とのつながりを伝える記事がよく更新されていて(たとえば2026年6月30日の更新など)、会社の紹介だけでなく、続けて読んでもらうための場所としても運営されています。
新しい内容を出し続けることが、また来てもらう理由になる。これはブログにも同じことが言えると感じました。
このサイトから取り入れたいこと
- 何を先に見せるかで、伝わる印象が変わる:値段より雰囲気を先に見せると、「行ってみたい」気持ちが先に生まれます。
- 季節や時期で、最初の画面を変える:来るたびに変化があると、また見に来る習慣につながります。
- 読み物で、考え方を伝え続ける:商品紹介だけでは伝わらない、お店の人や地域の話が届けられます。
自分のサイトでまねするなら、トップページの一番上だけでも、季節ごとに写真や一言を入れ替えてみたいと思います。小さな変化でも、何度か訪れた人には「ちゃんと動いているサイトだ」と伝わるはずです。
ほかのサイトと比べると
同じカフェのコメダ珈琲店(「No.010 コメダ珈琲店のデザイン分析」)は、左に固定したメニューで「迷わず目的の情報へ」進める作りでした。スターバックスは、あえて値段を後に回して雰囲気を先に見せる作りです。どちらもくつろぎの場所ですが、「すぐ見つけられる安心」と「先に雰囲気を味わう楽しさ」と、大切にしているものの違いが見えました。
スターバックス公式サイトを見て、私が気づいたこと
このサイトから学んだこと
文字をできるだけ減らし、写真やアイコンで伝える作りで、ぱっと見て分かるため、疲れずに流し見できます。期間限定の情報を目当てに来る人が多いことを前提に、一つひとつの文字が少なくても迷わない作りになっていると感じました。
自分ならこう作る
シンプルな作りですが、値段などの具体的な情報がすぐに出ない点は、少し手間にも感じました。ただ、ページを一つはさむことで、あえて世界観を作り込み、「飲んでみたい」気持ちを高めているとも考えられます。
「あえて見せない」という勇気
最初に値段が見えなくて戸惑ったことは、今思うと大事な気づきでした。値段より先に「この飲み物を飲んでいる自分」を想像させることで、お店に行きたくなる理由が変わるのだと思います。
「見せる情報」と「あえて見せない情報」を選ぶこと自体がデザインの一部だという考え方は、Webデザインを学ぶうちに少しずつ分かってきました。すべてを並べればいいわけではない、という感覚です。自分のサイトにどう生かすかは、これからの課題です。
これから学ぶ人へ
あえてクリックしてもらう作りも、考え方の一つだと感じました。トップでは期間限定の情報を強く見せ、定番の情報はシンプルに抑えることで、何度見ても疲れない作りになっています。
※本記事はWebデザイン学習の一環として、実際の公開サイトを観察・分析した記録です。
同じ「飲食」のサイトとして、「No.008 くら寿司公式サイトのデザイン分析」も分析しています。見比べると、それぞれの工夫の違いがよく分かります。
この記事のまとめ
スターバックス公式サイトは、季節の商品・コーヒーの楽しみ方・お店の考え方を先に見せ、買い物は後に回すことで、値段より先にブランドの雰囲気を伝えているサイトです。季節で変わる最初の画面と、続けて読める読み物が、「また来たい」理由を作っています。何を見せて何を後に回すかを選ぶことも、デザインの一部だと学びました。
よくある質問(FAQ)
Q. スターバックスのサイトで値段がすぐ分からないのは、わざとですか?
A. わざとだと思います。トップページは季節の商品やお店の考え方を先に見せ、買い物は後ろのほうにあります。値段より先に、飲んでいる場面を想像してもらう作りです。
Q. スターバックスのサイトはどのくらいの頻度で変わりますか?
A. 季節限定のメニューに合わせて、最初の画面がよく変わっている印象です。読み物のサイトも更新されていて、何度も見に来る理由になっています。
Q. スターバックスのグリーンにはどんな意味がありますか?
A. 自然やリラックスを思わせる色だとよく言われます。「ゆっくりできる場所」というお店のイメージと合っていると思います。実際の画面はスターバックス コーヒー ジャパン公式サイトで見られます。
