くら寿司のサイトを見ていたら、だんだん食欲がわいてきました。「サイトを見ただけでお腹が空くのは、どういう作りなんだろう」と思ったのがきっかけで、料理写真の見せ方から分析を始めました。
はじめに
サイトの基本情報
基礎知識:くら寿司は1977年に大阪府堺市で創業。抗菌寿司カバー「鮮度くん」など独自の鮮度管理システムが特徴です。
この記事でわかること
- 見ただけでお腹が空く、料理写真の見せ方
- お店のタイプごとに「一皿の値段」を分けて見せる作り
- 「無添蔵」という別のお店のサイトを用意している理由
- 来店前と来店後の印象をそろえるために、私が考えたこと
結論
くら寿司公式サイトは、ネタのつやまで伝わる料理写真を主役にし、ブランドの青で清潔感をそろえたサイトです。お店のタイプごとに値段を分けて見せるなど、「行く前に知りたいこと」を正直に伝える作りが参考になります。
見ただけでお腹が空く写真

最初の画面は、大きな料理写真のインパクトが強く、見た瞬間に「行きたい」と感じさせる作りでした。
料理写真は、ただきれいに撮っているだけではありません。光の当たり方や影のつけ方で立体感が出ていて、ネタのつやや、シャリの白さが際立っています。まるで目の前にお皿があるような印象です。料理だけでなく背景の雰囲気もそろっていて、お店で食べている場面が自然に想像できました。
青で「清潔さ」をそろえる
土台は白で、ブランドの色である青がメインの色として使われています。青は清潔感や安心感を思わせる色です。食べ物を扱うお店として、「きれいで安心できる」印象を、色でも伝えているのだと感じました。目立たせる色は、大事な情報にだけ使われています。
お店のタイプごとに値段を分けて見せる

最初の画面ではキャンペーンや季節のメニューを見せ、その下にメニュー、安全への取り組み、ブランドの取り組みが続きます。そこから店舗検索や予約へと進める流れです。
印象に残ったのが、メニューのページの分け方です。「一皿115円〜」「120円〜」「130円〜」「150円〜」と、お店のタイプごとに分かれていて、お店によって値段が違うことをサイトの側からはっきり示していました。「回転寿司はどこでも同じ値段」というイメージとは違う作りです。行く前に自分の近くのお店の値段が分かるので、安心して選べます。
別のお店のサイトを用意している
ふつうのお店とは別に、添加物を使わないことにこだわった上のクラスのお店「無添蔵」のサイトも用意されていました。同じくら寿司でも、お店のタイプによって伝えたいことが違うので、サイトも分けているのだと思います。
このサイトから取り入れたいこと
- 写真は「光と影」までこだわる:同じ料理でも、光の当て方や角度で印象が大きく変わります。
- 値段の違いは、正直に分けて見せる:行く前に分かると、来てからの「思っていたのと違う」を防げます。
- 伝えたいことが違うものは、ページやサイトを分ける:一つにまとめるより、それぞれの魅力が伝わりやすくなります。
自分がお店のサイトを作るなら、料理の写真は「窓の近くの自然な光で、少し斜め上から撮る」など、撮り方の決まりを先に作っておきたいと思います。写真の雰囲気がそろうだけで、サイト全体の印象がぐっと良くなるはずです。
ほかのサイトと比べると
同じ飲食チェーンのびっくりドンキー(「No.007 びっくりドンキーのデザイン分析」)も、地域やお店ごとにメニューの値段を見せていました。値段の違いを隠さず見せるのは、くら寿司と共通する「行く前に安心してもらう」工夫です。一方で、くら寿司は清潔感の青、びっくりドンキーは温かいベージュと、色で伝えたいお店の印象ははっきり違っていました。
くら寿司公式サイトを見て、私が気づいたこと
このサイトから学んだこと
最初の画面の写真のインパクトが強く、見た瞬間に「行きたい」と感じさせる作りになっています。料理写真はただきれいに見せるだけでなく、光の当たり方や影のつけ方で立体感が出ていて、実物のような印象を与えています。料理だけでなく背景の雰囲気もそろっていて、お店での体験が自然に伝わる点が印象的でした。
自分ならこう作る
お店の雰囲気は伝わる一方で、実際に来店したときの体験との差を感じることもあるかもしれないと考えました。そこで、お店の様子や利用する場面を、動画や短いストーリーの形で補うと、イメージのずれが減ると思います。
「体験を届ける場所」としてのサイト
以前の私は、Webサイトを「情報を並べる場所」だと考えていました。でもくら寿司のサイトを見て、サイトは「体験を届ける場所」として作れるのだという考えが、少し形になった気がします。
Webデザインと写真の質は切り離せない、ということは知っていました。でも実際のサイトで「写真一枚の違い」をここまで感じたのは初めてです。自分のサイトに写真を使うときも、この感覚を忘れないようにしたいと思っています。
これから学ぶ人へ
回転寿司ならではの「次々に流れてくる楽しさ」を、デザインにも取り入れている点が面白いと感じました。情報を並べるだけでなく、写真や見せ方で、お店での体験そのものを伝えていることが分かりました。
※この分析は、Webデザインの専門校での学習の一環として、公開サイトを実際に観察・整理した記録です。
同じ「飲食」のサイトとして、「No.007 びっくりドンキー公式サイトのデザイン分析」も分析しています。見比べると、それぞれの工夫の違いがよく分かります。
この記事のまとめ
くら寿司公式サイトは、光と影までこだわった料理写真と、清潔感のある青で、見ただけで「行きたい」と思わせるサイトです。お店のタイプごとに値段を分けて見せ、上のクラスのお店は別のサイトにするなど、伝えたいことを正直に整理しています。サイトを「体験を届ける場所」として考えるきっかけになりました。
よくある質問(FAQ)
Q. くら寿司のサイトを見ると食欲がわくのはなぜですか?
A. 料理写真の光の当て方・角度・色の整え方が工夫されているからだと思います。ネタのつやとシャリの白さが際立ち、実物のように見えます。
Q. お店のタイプごとに値段を分けて見せるのはなぜですか?
A. お店によって値段が違うので、行く前に正確に知ってもらうためだと思います。来てから「思っていた値段と違う」とならないので、安心につながります。
Q. 飲食店のサイトで、安全への取り組みを載せる意味は何ですか?
A. 食べ物を扱うお店では、安心して食べられることが大切だからです。取り組みを見せることで、ブランドへの信頼が高まると思います。実際の画面はくら寿司公式サイトで見られます。
