Netflixのサイトは背景が暗く、最初は「見づらくない?」と思いました。でも、動画を見るためのサービスとして考えると、あの暗さにはちゃんと意味がありました。
はじめに
この記事でわかること
- 黒い画面と赤いボタンで「映画館の気分」を作る配色
- 背景いっぱいの作品画像で、作品の多さを伝える見せ方
- 最初はメールアドレスだけを求める、登録の流れ
- 登録したあとの画面について、私が考えたこと
結論
Netflix公式サイトは、黒・赤・白の3色にしぼり、背景いっぱいの作品画像で「作品の多さ」を伝えながら、赤い登録ボタンへまっすぐ導くサイトです。最初に求めるのはメールアドレスだけ、という登録の流れが特に参考になります。
サイトの基本情報
- サイト名:Netflix公式サイト(日本)
- 運営会社:Netflix, Inc.
- ジャンル:動画配信サービス
- 目的:サービスの紹介と会員登録
- 基礎知識:Netflixは1997年創業。最初はDVDを郵送で貸し出す事業から始まり、2007年にインターネットでの動画配信を始めました。
黒い画面と赤いボタンで「映画館の気分」
画面は黒が土台で、文字は白、そしてブランドの赤が登録のボタンなどに使われています。色はほぼこの3色だけです。暗い背景の中で白い大きな見出しと赤いボタンがはっきり浮かび上がり、何をすればいいかが一目で分かります。
背景いっぱいの作品画像
背景には、たくさんの作品のパッケージ画像が敷き詰められていました。特定の作品を大きく押し出すのではなく、多くの作品を並べることで、「こんなにたくさん見られる」というサービスの強みを、説明なしで伝えています。黒い土台なので、作品の色がよく映えます。
最初はメールアドレスだけ
ページは「最初の画面でサービスの魅力を伝える → 作品の多さや良い点を紹介 → 見られる機械や見方を説明 → よくある質問で不安を解消 → 登録」という流れで組み立てられています。見る人の気持ちの順番に沿った並びです。
特に印象に残ったのが、登録の流れです。「メールアドレスを入力 → 今すぐ始める → 続ける」と、一つずつ答えていく形になっていて、料金プランを比べる表や、たくさんの入力欄は最初の画面には出てきません。プランを選ぶのは後の画面に回し、まずは「メールアドレスを入れる」という一番小さな行動だけを求めています。
最初の一歩が小さいと、「ちょっと始めてみようかな」と思いやすくなります。登録してもらうための工夫が、とても丁寧だと感じました。
このサイトから取り入れたいこと
- 色は3色にしぼり、押してほしいボタンだけ目立たせる:何をすればいいかが一目で分かります。
- 数の多さは、並べて見せる:「たくさんある」は、説明するより並べたほうが伝わります。
- 最初に求めることを、一番小さくする:入力は一つだけにして、あとは次の画面へ回します。
自分のサイトでまねするなら、お問い合わせのフォームで、最初の画面は「お名前とメールアドレスだけ」にしてみたいと思います。くわしい内容は、そのあとのやりとりで聞けば十分なことも多いはずです。
ほかのサイトと比べると
同じ「お店・サービス」のPOPOPO(「No.026 POPOPOのデザイン分析」)は、情報をあえて少なくして、ロゴと余白で興味を引く作りでした。Netflixも色をしぼっていますが、作品をたくさん並べて「量」で魅力を伝え、登録までの流れをとても丁寧に作っています。「しぼって引きつける」と「並べて伝える」、どちらもサービスの強みに合わせた選び方なのだと思います。
また、どちらも「最初の画面で何をしてほしいか」がはっきりしている点は共通していました。Netflixは登録、POPOPOは興味を持ってもらうこと。目的が一つに決まっていると、画面の作りにも迷いがなくなるのだと感じました。
Netflix公式サイトを見て、私が気づいたこと
このサイトから学んだこと
黒い背景に白や赤の文字を組み合わせることで、とてもインパクトのあるデザインになっていると感じました。文字の大きさも全体的に大きく、大事なメッセージが一目で伝わります。また、特定の作品だけを押し出すのではなく、多くの作品のパッケージを背景に並べることで、内容の豊富さを目で見て分かるようにしている点も印象的でした。作品の多さというサービスの強みを、デザインで自然に伝えていると感じました。
自分ならこう作る
サービスの魅力は十分に伝わる一方で、実際に登録したあとの使い方は、少し想像しにくい印象も受けました。自分が使っている場面を具体的にイメージできるように、登録後の画面や、見ているときの様子が分かる写真を取り入れる方法も考えられます。登録後のイメージを補うことで、初めて使う人の不安を減らせると思います。
これから学ぶ人へ
Netflix公式サイトは、作品の紹介以上に「登録して使ってもらうこと」へ導く言葉の作り方を大切にしているように感じました。実際に見たときの感動や楽しさは、くわしい説明ではなく、短い言葉や見た目で伝えていると考えられます。すべてを説明するのではなく、期待を持ってもらう表現も、大切なデザインの方法の一つだと学べる例です。
※本記事はWebデザインの学習記録として、実際に公開されているサイトを観察してまとめたものです。
同じ「お店・サービス」のサイトとして、「No.026 POPOPO公式サイトのデザイン分析」も分析しています。見比べると、それぞれの工夫の違いがよく分かります。
この記事のまとめ
Netflix公式サイトは、黒・赤・白の3色と背景いっぱいの作品画像で、「映画館の気分」と「作品の多さ」を伝えるサイトです。最初に求めるのはメールアドレスだけで、プランの選択は後に回すなど、登録の最初の一歩をとても小さくしています。登録後の使い方が見えると、さらに安心して始められそうです。
よくある質問(FAQ)
Q. Netflixのサイトの背景が黒いのはなぜですか?
A. 作品の画像や赤いボタンを目立たせ、映画館のような雰囲気を作るためだと思います。黒い背景だと、明るい色の作品画像がよく映えます。
Q. 登録までの流れで参考になる点はどこですか?
A. 最初にメールアドレスだけを入れてもらい、料金プランの選択は後の画面に回している点です。最初の一歩を小さくすることで、登録を始めやすくしています。
Q. 動画配信サービスのサイトを作るときに大切なことは何ですか?
A. 作品の多さや使える機器など、利用者が知りたいことを短い言葉で伝え、不安を「よくある質問」で解消しておくことが大切だと感じました。実際の画面はNetflix公式サイトで見られます。
