「勉強って本来楽しいものだよ」って言われるたびに、「え、そう?」と思っていました。楽しいと感じたことがないわけじゃないけど、苦しいことの方が多くて。でもなんでそう感じるのかを考えていたら、少し見方が変わってきた気がして。
はじめに
勉強って、なんでこんなに苦しいんだろう
「勉強が苦しい…。」そう感じる瞬間は、意外と誰にでもあると思います。
ただ一方で、「本来の学習は楽しいものだった」という考え方もあって、そのどちらが正しいのかは、まだはっきりとは言い切れない気がします。
この記事でわかること
- 学習が苦しく感じる背景
- 学び方の違いという考え方
- 比較と自己肯定感の関係
- 学習スタイルという視点
- 自分に合う学び方の手がかり
結論
勉強が苦しく感じるのは、学ぶこと自体より「やらされる」「比べられる」環境のせいであることが多いと感じています。私も、自分から「やってみたい」と思えたことは、勉強とは違う楽しさで続けられました。
勉強が苦しいと感じている人や、自分の学び方に違和感がある人に向けて書きました。
この記事は「正解」を出すというよりも、学びの感じ方について一緒に整理していくような内容になっています。
学習は本来楽しいものなのか、それとも苦しいものなのか。この違和感の正体を、学習スタイルや環境の違いという視点からゆっくり考えていく記事です。
学び方の違いについては「学び方は人によって違う?子どもと大人の「わかり方」の違いを整理」でくわしく書いています。
学習は本来「楽しいもの」だったのか
Photo by Townsend Walton on Unsplash
多くの人が「勉強=苦痛」という感覚を持っているように見えます。ただ、その感覚は最初から固定されていたものではなく、途中で形を変えてきた可能性もありそうです。
新しいことを知る喜び自体は、もともと人間の自然な反応に近いものだと思います。
私にとって学ぶのが楽しかったのは、自分から望んで学び、表現の幅や知識の幅が広がったときでした。
誰かに決められたからではなく、「やってみたい」から始めたこと。
苦しかった場面との一番の違いは、そこにあったように感じています。
勉強を遊びに変える考え方は「勉強がつまらない理由とは?学びを「やらされるもの」から「遊び」に変える考え方」でくわしく書いています。
なぜ学習が苦痛に見えてしまうのか
強制された学習スタイル
学び方にはいくつかの傾向があるように見えます。
- 図で理解しやすい人
- 文章で整理する人
- 会話で理解する人
- 体験で覚える人
ただ現実では、その違いがあまり考慮されない場面も多いと感じます。
比較される環境の影響
点数や評価は便利な仕組みですが、それだけで自分を判断されると、少し苦しくなることもあるようです。
他人との比較が続くと、「できていない自分」という印象が強く残ることがあります。
ただ本来は、過去の自分との違いを見るほうが自然だと思います。
私自身、勉強が一番苦しかったのは、宿題やテストで、集団の前で評価される場面でした。
分かったかどうかより、人前でどう見られるかが気になってしまう。
学ぶこと自体より、評価されることのほうが重く感じられていたのかもしれません。
学習スタイルという視点
学習スタイルという考え方は、「どの方法が正しいか」ではなく「どの方法が合いやすいか」という視点に近いように見えます。
合う方法があるとしたら
- 理解が少し早く感じる
- 続ける負担が軽くなる
- 学ぶことへの抵抗が減る
- 安心感が少し増える
- 結果として続きやすくなる
ただ、それも絶対的なものというより「傾向」くらいの位置づけです。
指導する側の見え方
学ぶ側の状態は、外から見ると単純に見えてしまうことがあります。
ただ実際には、理解の仕方や処理の仕方に違いがあって、それが行動に影響している可能性もありそうです。
環境との相性
- 一人で考えると整理しやすい人
- 対話で理解が進む人
- 視覚的な情報が必要な人
- 体験がないとつかみにくい人
どれが正しいというより、どれがその人にとって自然かという話に近いと考えています。
子どもが「楽しそう」に変わる瞬間
Photo by Taylor Heery on Unsplash
プログラミングを教えていて、子どもが楽しそうに変わる瞬間を見ることがあります。
それは、評価されない土俵で、画面が切り替わったり、楽しい音が鳴ったりしたとき。
そして、その子が興味を持っていることに、ちょうど刺さったときです。
点数で比べられない場所で、自分の操作に画面や音が応えてくれる。
その手応えが、「勉強」とは違う楽しさにつながっているのだと思います。
学習はもう少し自由でいい
学び方を固定しすぎると、少し窮屈になることがあります。
逆に、自分に合う形を探す余白があると、少しだけ楽になる可能性もあります。
ただ、それが簡単に見つかるものなのかは、まだはっきりしないところです。
※この記事は、私の経験と、一般に紹介されている考え方をもとにまとめたものです。感じ方や合う方法には個人差があります。お子さんやご自身のことで気になる状態が続くときは、学校や医療機関、相談窓口などの専門家に相談してください。
この記事のまとめ
学ぶこと自体には楽しさもありますが、環境や方法の影響で、その感じ方は大きく変わってしまうように思います。
どこまでが個人の問題で、どこからが仕組みの問題なのかは、まだ整理しきれていない部分が残っています。
そのあたりは、これからもゆっくり考えていきたいと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. 学習スタイルは本当に意味がありますか?
A. 人によって得意な受け取り方の傾向はあるようですが、それだけで結果が決まるとは言い切れないようです。研究では、学び方を一つに合わせるより、図・文章・体験などを組み合わせるほうがよいという見方もあります。
Q. 勉強が苦しいのは向いていないからですか?
A. 向き不向きというより、方法との相性の可能性もあるかもしれません。私自身は、人前で評価される場面がいちばん苦しく、自分から「やってみたい」と思えたことは続けられました。
Q. 学習は工夫すれば楽しくなりますか?
A. 工夫で変わる部分もありそうですが、環境の影響も大きいかもしれません。比べられない場所で、自分の興味のあることから始めると、楽しさを感じやすくなると思います。
Q. どの学習法が一番いいですか?
A. 一番というより、自分にとって負担が少ない方法を探す視点が近いかもしれません。図にする、声に出す、手を動かすなど、いくつか試してみて続けやすいものを残すのがおすすめです。
Q. 大人になってからでも変えられますか?
A. 変えられる部分はあると思いますが、時間をかけて試していく形になるかもしれません。自分から「やってみたい」と思えることを入り口にすると、学び方を見直すきっかけになるかもしれません。
